ネイティブには通じない日本語英語(15)ピープル アラウンド ミイ
日本語にはたくさんの外来語、いわゆるカタカナ英語や和製英語が存在しています。
日常生活の中で頻繁に使用されるので、つい英単語のつもりでネイティブとの会話にも使ってしまいますが、実際にはネイティブにはまったく意味の通じない言葉も数多くあります。
このコーナーでは、トーク・アベニュー英会話講師のJoel Liptonが、日本での生活と4年間の英会話講師経験を通して気付いた「外国人に話しても通じない日本語英語」を紹介します。
英語を学ばれる方々の参考にしていただければ幸いです。
トーク・アベニュー教育研究室
Contributed by Joel Lipton
Joelから英会話を学ぶ方へのメッセージ
日本人の英語話者は、”間違った初心者”として知られています。
日本では、さまざまなメディアで人々は英語に触れています。例えば「OK」「バイバイ」「ケースバイケース」などは、日常生活ににすっかりなじんだフレーズです。
これらの言葉は日本語での会話では問題なく通用しますが、ネイティブスピーカーにとっては奇妙に感じられたり、混乱をきたす原因。こうした「日本語英語」の単語やフレーズを見て行きましょう。
Many Japanese English speakers are known as “false beginners”. In Japan, people are exposed to English everyday in various forms of media. Many English phrases or words such as “O.K.”, “bye bye”, or “case by case” have made their way into everyday speech. While these words make perfect sense in Japanese conversation, to native speakers they might seem strange or cause considerable amounts of confusion. Let’s take a look at a few of these “Japanese English” words and phrases:
通じない日本語英語(15)ピープル アラウンド ミイ
This comes from the direct translation of a common phrase. It is often used to describe one’s friends, family, and so on. In English however, this phrase is used to refer to people within close physical proximity to the speaker.
Incorrect usage:
Most people around me would never steal from a store.
Instead:
Most people I know would never steal from a store.
Correct usage:
Playing loud music tends to annoy the people around me on the train.
解説
身近な人たちを意味するつもりで people around meを使うと、肉親、友人等を意味しないで、単に自分と距離的に近くにいる人を指してしまいます。
例文にあるように、電車の中の騒音は、近くに乗り合わせていた人を不愉快にするという意味で、この場合のpeople around meは自分の近くに乗り合わせている乗客を指します。
親しくつき合っている人については、people around me ではなくてpeople I know です。
電車を待つとき、日本人は整列乗車の習慣から、前の人にぴったりくっついて並びますが、海外では余り接近し過ぎると嫌がられることがあります。外国では、少し距離を置いて並んだ方がいいかもしれません。