ネイティブには通じない日本語英語(25)Yeah, I know
日本語にはたくさんの外来語、いわゆるカタカナ英語や和製英語が存在しています。
日常生活の中で頻繁に使用されるので、つい英単語のつもりでネイティブとの会話にも使ってしまいますが、実際にはネイティブにはまったく意味の通じない言葉も数多くあります。
このコーナーでは、トーク・アベニュー英会話講師のJoel Liptonが、日本での生活と4年間の英会話講師経験を通して気付いた「外国人に話しても通じない日本語英語」を紹介します。
英語を学ばれる方々の参考にしていただければ幸いです。
トーク・アベニュー教育研究室
Contributed by Joel Lipton
トーク・アベニュー英会話講師Joelから英会話を学ぶ方へのメッセージ
日本人の英語話者は、”間違った初心者”として知られています。
日本では、さまざまなメディアで人々は英語に触れています。例えば「OK」「バイバイ」「ケースバイケース」などは、日常生活ににすっかりなじんだフレーズです。
これらの言葉は日本語での会話では問題なく通用しますが、ネイティブスピーカーにとっては奇妙に感じられたり、混乱をきたす原因。こうした「日本語英語」の単語やフレーズを見て行きましょう。
Many Japanese English speakers are known as “false beginners”. In Japan, people are exposed to English everyday in various forms of media. Many English phrases or words such as “O.K.”, “bye bye”, or “case by case” have made their way into everyday speech. While these words make perfect sense in Japanese conversation, to native speakers they might seem strange or cause considerable amounts of confusion. Let’s take a look at a few of these “Japanese English” words and phrases:
通じない日本語英語(25)Yeah, I know
When Japanese speakers talk to each other, they often verbalize“mmm”sounds to communicate that they are listening. In many cases in English no sound or phrase is given. Often a simple “ok”will suffice. I’ve noticed that when Japanese listeners listen to long English instructions they tend to insert“yeah”or“I know”. In English, this implies that the listener is already aware of the information he or she is listening to and sounds rather rude or arrogant. Also usually in English conversations people tend not to interrupt each other.
Ex. A. So the meeting on Monday will be at 5. Don’t forget to・・・・・・
B. Yeah.
解説
これは英語が正しいかどうかの問題ではなく、日本人が外国人の話を聞く場合の注意点になります。
私たちは、一生懸命聞いていることを示したいあまり、時々 yeah とか I knowなどを連発してしまいがちですが、話し手にとっては煩わしく響くようです。それだけならいいのですが、「そんな話はもう知っているよ」ということを暗に示しているというふうに誤解されかねません。
せっかく一生懸命聞いている姿勢を示そうとして逆に受け取られてしまい、生意気な奴だと思われたら困ります。こんなことが起こらないように、yeah とかI knowなど、無意味な相づちを入れないで、相手の話は静かに、丁寧に聞くようにしましょう。