ネイティブには通じない日本語英語(56)ロマンスグレー
日本語にはたくさんの外来語、いわゆるカタカナ英語や和製英語が存在しています。
日常生活の中で頻繁に使用されるので、つい英単語のつもりでネイティブとの会話にも使ってしまいますが、実際にはネイティブにはまったく意味の通じない言葉も数多くあります。
このコーナーでは、トーク・アベニュー英会話講師のJoel Liptonが、日本での生活と4年間の英会話講師経験を通して気付いた「外国人に話しても通じない日本語英語」を紹介します。
英語を学ばれる方々の参考にしていただければ幸いです。
トーク・アベニュー教育研究室
Contributed by Joel Lipton
トーク・アベニュー英会話講師Joelから英会話を学ぶ方へのメッセージ
日本人の英語話者は、”間違った初心者”として知られています。
日本では、さまざまなメディアで人々は英語に触れています。例えば「OK」「バイバイ」「ケースバイケース」などは、日常生活ににすっかりなじんだフレーズです。
これらの言葉は日本語での会話では問題なく通用しますが、ネイティブスピーカーにとっては奇妙に感じられたり、混乱をきたす原因。こうした「日本語英語」の単語やフレーズを見て行きましょう。
Many Japanese English speakers are known as “false beginners”. In Japan, people are exposed to English everyday in various forms of media. Many English phrases or words such as “O.K.”, “bye bye”, or “case by case” have made their way into everyday speech. While these words make perfect sense in Japanese conversation, to native speakers they might seem strange or cause considerable amounts of confusion. Let’s take a look at a few of these “Japanese English” words and phrases:
通じない日本語英語(56)ロマンスグレー
This word refers to an attractive older man
- Many people consider George Clooney to be an attractive older man.
- She only likes older men, but only ones who are in good shape and pay for everything.
解説
かつてロマンス・グレーという言葉が流行しましたが、今は余り聞かれません。映画の中の銀髪の紳士に胸をときめかしたりしたのは昔の話で、映画はもはや若者向けが主流で、銀髪の紳士が恋を語る場面も少なくなりました。
私たちの持つromance greyのイメージにolder manを充てるのにはちょっと抵抗があります。また、romance greyから想像される、銀髪の物腰が洗練された紳士というイメージもわいてきません。
このように、ある言葉を別の言語に移すことは本当に難しいですね。