ネイティブが教える英語口語表現(66)゛わる” 不良
「これって英語で何て言うんだろう?」
英語を話そうとして、ふとそんな疑問がわくことは多いのではないでしょうか。このコラムでは、ネイティブがビジネスシーンでよく使う言い回しやフレーズを紹介していきます。
難しい英単語を覚えるより、すでに知っている単語を使った言い回しを覚えて、より自然な英語表現と語彙を身に着けましょう。
bad egg ”わる” 不良
※ a bad egg is a person who cannot be trusted. a good egg is the opposite.
※ bad eggは信頼できない人、good eggはその反対です。
例文
- It’s really a shame that her nephew turned out to be such a bad egg.
- His first goal as the incoming police chief is to figure out who the bad eggs are in the police force and get rid of them.
1. 彼女の甥がそんな悪者であったとは、本当に残念だ。
2.後任の警察署長としての彼の目標は、署の中にいる悪徳警官を見つけ、彼らを排除することである。
※ eggを使ったidiomとしては put all the eggs in one basketなどが有名で、意味としては「一つの事業に全財産を投資する」ことで、失敗したらすべてを失ってしまう危うさがあります。
ネイティブが教える英語口語表現(65)反目し合っている
「これって英語で何て言うんだろう?」
英語を話そうとして、ふとそんな疑問がわくことは多いのではないでしょうか。このコラムでは、ネイティブがビジネスシーンでよく使う言い回しやフレーズを紹介していきます。
難しい英単語を覚えるより、すでに知っている単語を使った言い回しを覚えて、より自然な英語表現と語彙を身に着けましょう。
bad blood 反目し合っている
※ If there is bad blood between people, this means that they dislike each other because of something that happened in the past.
※ 英英辞書ではfeelings of hatred or strong dislikeとありますから、過去に起こったことが原因で、お互い同士強い憎しみを抱いているときに使われます。
例文
- There is a lot of bad blood between those two shop owners. They have just never been able to coexist beside each other.
- With all the bad blood in his family, it’s no wonder that he dreads going to family gatherings.
1. 2つの店主の間には強い憎しみがあり、互いに隣同士としては共存できない。
2. 彼の家族間に流れる憎悪を考えると、彼が家族の集まりに出るのを恐れているのはよくわかる。
※ 日本でも“血は水よりも濃し”とか、bloodを含むいろいろな格言がありますが、英語にもbloodを含むidiomは多くあります。in cold bloodは冷酷にという意味で、以前Truman Capote著の“In Cold Blood”というノンフィクションを夢中で読んだことなど、懐かしく思い出します。
また、blue blood は貴族、名門の出を意味します。
ネイティブが教える英語口語表現(64)丁寧に扱う
「これって英語で何て言うんだろう?」
英語を話そうとして、ふとそんな疑問がわくことは多いのではないでしょうか。このコラムでは、ネイティブがビジネスシーンでよく使う言い回しやフレーズを紹介していきます。
難しい英単語を覚えるより、すでに知っている単語を使った言い回しを覚えて、より自然な英語表現と語彙を身に着けましょう。
kid gloves 丁寧に扱う
※ If someone is treated with kid gloves, this means that they are handled with special care and consideration.
※ 子ヤギの皮の手袋をはめたということから、極めて慎重に、如才なくという意味で使われます。確かにkidの手袋はなめらかで高級感あふれています。
例文
- As your manager, his job is not to handle you with kid gloves, but rather to give you the necessary feedback when you are not performing well.
- The CEO’s wife should be handled with kid gloves, as she tends to get offended quite easily.
1.君の上司として言えば、君は丁重に扱われるより、成果が上がっていないときには必要な情報を与えられるべきである。
2.CEOの奥様は極めて丁重に扱われるべきである。なぜならすぐ機嫌を損ねてしまいがちであるから。
ネイティブが教える英語口語表現(63)こつこつと働く(勉強する)
「これって英語で何て言うんだろう?」
英語を話そうとして、ふとそんな疑問がわくことは多いのではないでしょうか。このコラムでは、ネイティブがビジネスシーンでよく使う言い回しやフレーズを紹介していきます。
難しい英単語を覚えるより、すでに知っている単語を使った言い回しを覚えて、より自然な英語表現と語彙を身に着けましょう。
To keep your nose to the grindstone こつこつと働く(勉強する)
※ This means to work hard and seriously on something without letting up
※ あきらめずに一生懸命頑張るという意味です。grindstoneは砥石、石臼を指します。
例文
- It’s our busy season, and I want everyone to keep their noses to the grindstone for as long as it takes to meet our many customers’ need.
- If you keep your nose to the grindstone, you should be able to finish by the end of the month I think.
1. 今は我々の忙しい時期だから、お客様の必要に応えるため、みんな一生懸命頑張ってほしい。
2. 君が忍耐強く働けば、月末までに仕事を終えられると、私は思うよ。
※ noseは鼻ですが、動詞として利き酒でワインの香りをかぐときにも使われますし、人の他の機関同様、英語にはnoseを含むさまざまなidiomがあります。1つの例としてlead a person by the nose(人を完全に支配する、服従させる)というのもあります。