ネイティブが教えるビジネス英語口語表現(10)火に油を注ぐ
「これって英語で何て言うんだろう?」
英語を話そうとして、ふとそんな疑問がわくことは多いのではないでしょうか。このコラムでは、ネイティブがビジネスシーンでよく使う言い回しやフレーズを紹介していきます。
難しい英単語を覚えるより、すでに知っている単語を使った言い回しを覚えて、より自然な英語表現と語彙を身に着けましょう。
火に油を注ぐ to add fuel to the fire
this means to make a bad situation worse
このidiomは日本語と同じで、日本でも「火に油を注ぐ」という表現はよく使われます。
それでなくても悪い状況をますます悪くすることです。
例文
- If you have to fire an employee, don’t add fuel to the fire by insulting them too.
- The two countries have always been at odds, and the current situation only adds fuel to the fire.
1.従業員を解雇しなければならないなら、軽蔑したりして、彼らの感情を逆なでしてはいけない。
2.この2つの国はいつも反目していて、現状ではますます火に油を注いでいる。
at odds もidiomで、「相争って、不和で」を意味します。ついでに、oddsは賭け率、オッズのことでThe odds against your passing the final exams are 100 to oneなんて言われたら絶望的ですね。1%しか合格する見込みがないということです。even oddsなら五分五分なんですけれどもね。
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ネイティブが教えるビジネス英語口語表現(9)掘り出し物、格安品
「これって英語で何て言うんだろう?」
英語を話そうとして、ふとそんな疑問がわくことは多いのではないでしょうか。このコラムでは、ネイティブがビジネスシーンでよく使う言い回しやフレーズを紹介していきます。
難しい英単語を覚えるより、すでに知っている単語を使った言い回しを覚えて、より自然な英語表現と語彙を身に着けましょう。
掘り出し物、格安品 To be a steal
This means that something was obtained at a much lower cost than it is worth
これは、低いコストではるかに価値がある何かを得られたことを意味します。
例文
- You got that television for only $300? What a steal!
- I paid quite a lot for the speakers, but the amplifier was a steal
1. あなたはそのTVをたったの300ドルで手に入れたのですか?掘り出し物でしたね。
2. 私はスピーカーには大金を払ったが、アンプは格安で入手した。
海外のノミの市(flea market)などで、あっと驚くような掘り出し物を安く手に入れた話などを聞くことがありますが、やはり見る目がないと無理でしょうね。
Steal には、こっそり盗むこと、窃盗、また不正な政治上の取引などの意味もありますので、文脈で理解することも大事です。
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ネイティブが教えるビジネス英語口語表現(8)たくさんのことを抱えている
「これって英語で何て言うんだろう?」
英語を話そうとして、ふとそんな疑問がわくことは多いのではないでしょうか。このコラムでは、ネイティブがビジネスシーンでよく使う言い回しやフレーズを紹介していきます。
難しい英単語を覚えるより、すでに知っている単語を使った言い回しを覚えて、より自然な英語表現と語彙を身に着けましょう。
たくさんのことを抱えている to have a lot on one’s plate
This means that someone is very busy and has many commitments.
これは、だれかがとても忙しく、多くの関与をもっていることを意味します。
例文
- Tom has a lot on his plate this week, so he won’t be able to meet with us until next week.
- I have a lot on my plate, and I really shouldn’t be taking on any more responsibility right now
※お皿の上にたくさんの物がある=すなわち、することがたくさんあって、溢れそうになっている状態を指します。
1. Tomは今週手いっぱいだから、来週まで我々と会うのは無理だろう。
2. 私はすることがたくさんあるので、今これ以上の責任を引き受けるべきではない。
※辞書を見ると、off one’s plateというidiomもあり、 もう責任、関心事ではないという表現になるようです。
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ネイティブが教えるビジネス英語口語表現(7)~するつもりは全くない
「これって英語で何て言うんだろう?」
英語を話そうとして、ふとそんな疑問がわくことは多いのではないでしょうか。このコラムでは、ネイティブがビジネスシーンでよく使う言い回しやフレーズを紹介していきます。
難しい英単語を覚えるより、すでに知っている単語を使った言い回しを覚えて、より自然な英語表現と語彙を身に着けましょう。
~するつもりは全くない be not about do something
This indicates a refusal to do something, or that an action is undesirable.
これは、何かしたことを拒否したことを示しています。
例文
- I’m not about to let you take all the credit for my hard work.
- We’re not about to just give up and walk away from this deal
このidiomは通常、否定文で使われます。
1.私の労苦に対して、あなたの功績を認める気はさらさらない。
credit for もidiomで、作品、功績などを認めるという意味になります。
2.私たちはこの取引を簡単にあきらめて立ち去るつもりは毛頭ありません。