ネイティブが教えるビジネス英語口語表現(3)岐路に立つ
「これって英語で何て言うんだろう?」
英語を話そうとして、ふとそんな疑問がわくことは多いのではないでしょうか。このコラムでは、ネイティブがビジネスシーンでよく使う言い回しやフレーズを紹介していきます。
難しい英単語を覚えるより、すでに知っている単語を使った言い回しを覚えて、より自然な英語表現と語彙を身に着けましょう。
岐路に立つ ③ to be at a crossroads
This means to be at a point where an important decision must be made.
このidiomは、日本語と同じで、重大な岐路(crossroad)に立っているという意味です。
例文
- John and Kate are at a crossroads in their marriage. Kate wants to have a baby, but John does not.
- The company was at a crossroads after filing for bankruptcy, but under the direction of their new CEO, it was restructured and today is performing quite well.
1.ジョンとケイトは結婚の危機に瀕している。ケイトは子どもが欲しいのに、ジョンはそうでないから。
2.その会社は破産宣告をして深刻な局面にあったが、新しいCEOのもとで組織改革を成し遂げ、今ではとてもうまくいっている。
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ネイティブが教えるビジネス英語口語表現(2)たじろぐ
「これって英語で何て言うんだろう?」
英語を話そうとして、ふとそんな疑問がわくことは多いのではないでしょうか。このコラムでは、ネイティブがビジネスシーンでよく使う言い回しやフレーズを紹介していきます。
難しい英単語を覚えるより、すでに知っている単語を使った言い回しを覚えて、より自然な英語表現と語彙を身に着けましょう。
(しばしば受け身で)人を非常に驚かせる、たじろがせる ② be taken aback
This means that you are surprised or shocked by something.
これは、何かに驚いたり、たじろいたりすることを意味します。
例文
- I was taken aback by how many people were waiting in line at the restaurant.
- Jill was taken aback by how rude the store clerk was.
例文1の意味は、私はレストランであまりにたくさんの人が並んで待っていたので驚いた。
例文2は、ジルは店員があまりに無礼で驚いた。
私たちも非常に驚いたりすると、思わず“のけぞったり”しますね。このidiomは、そんな感じをあらわしています。
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ネイティブが教えるビジネス英語口語表現(1)うわべだけ~する
「これって英語で何て言うんだろう?」
英語を話そうとして、ふとそんな疑問がわくことは多いのではないでしょうか。このコラムでは、ネイティブがビジネスシーンでよく使う言い回しやフレーズを紹介していきます。
難しい英単語を覚えるより、すでに知っている単語を使った言い回しを覚えて、より自然な英語表現と語彙を身に着けましょう。
うわべだけ~する to scratch the surface
This means to get a superficial, introductory understanding of a subject.
直訳すると「表面をひっかく」という意味のこのidiomは、物事の表面的な、初歩的な理解を指します。
例文
- Astronomers have just began to scratch the surface of what is out there in space.
- We have done several experiments, but we have yet to even scratch the surface with this new virus.
1の意味は、天文学者は、宇宙空間のほんの初歩的な理解をし始めたに過ぎない。
2は、我々は幾つかの実験をしてみたが、この新しいウイルスについてはまだ何もわかっていないも同然である。
Virusは、日本では「ウイルス」というのが一般的ですが、正しい英語の発音ではありません。
ネイティブには通じない日本語英語(68)アイドル
日本語にはたくさんの外来語、いわゆるカタカナ英語や和製英語が存在しています。
日常生活の中で頻繁に使用されるので、つい英単語のつもりでネイティブとの会話にも使ってしまいますが、実際にはネイティブにはまったく意味の通じない言葉も数多くあります。
このコーナーでは、トーク・アベニュー英会話講師のJoel Liptonが、日本での生活と4年間の英会話講師経験を通して気付いた「外国人に話しても通じない日本語英語」を紹介します。
英語を学ばれる方々の参考にしていただければ幸いです。
トーク・アベニュー教育研究室
Contributed by Joel Lipton
トーク・アベニュー英会話講師Joelから英会話を学ぶ方へのメッセージ
日本人の英語話者は、”間違った初心者”として知られています。
日本では、さまざまなメディアで人々は英語に触れています。例えば「OK」「バイバイ」「ケースバイケース」などは、日常生活ににすっかりなじんだフレーズです。
これらの言葉は日本語での会話では問題なく通用しますが、ネイティブスピーカーにとっては奇妙に感じられたり、混乱をきたす原因。こうした「日本語英語」の単語やフレーズを見て行きましょう。
Many Japanese English speakers are known as “false beginners”. In Japan, people are exposed to English everyday in various forms of media. Many English phrases or words such as “O.K.”, “bye bye”, or “case by case” have made their way into everyday speech. While these words make perfect sense in Japanese conversation, to native speakers they might seem strange or cause considerable amounts of confusion. Let’s take a look at a few of these “Japanese English” words and phrases:
通じない日本語英語(68)アイドル
– this words has a similar meaning in English although there are some differences.
In Japan the word idol refers to an entire industry of people in music, tv, etc.
In the west the word idol usually refers to a person someone admires.
Incorrect usage: My favorite idols are AKB48 and Morning Musume!
Instead: My father is my idol, when I was growing up I always looked up to him.
解説
日本でアイドルというと、主に芸能界の人気者を意味します。
If you refer to someone such as a film, pop, or sports star as an idol, you mean that they are greatly admired or loved by their fans.
しかし、英語では広く敬愛される人(もの)を指すようで、似て非なる言葉になるようです。
また、Fallen idol というと、If you refer to someone as a fallen idol, you mean that they have lost people’s respect and admiration because of something bad that they have done.
薬物の使用やスキャンダル等でfallen idol になるケースが随分あります。