ネイティブには通じない日本語英語(27)アヴェック
日本語にはたくさんの外来語、いわゆるカタカナ英語や和製英語が存在しています。
日常生活の中で頻繁に使用されるので、つい英単語のつもりでネイティブとの会話にも使ってしまいますが、実際にはネイティブにはまったく意味の通じない言葉も数多くあります。
このコーナーでは、トーク・アベニュー英会話講師のJoel Liptonが、日本での生活と4年間の英会話講師経験を通して気付いた「外国人に話しても通じない日本語英語」を紹介します。
英語を学ばれる方々の参考にしていただければ幸いです。
トーク・アベニュー教育研究室
Contributed by Joel Lipton
トーク・アベニュー英会話講師Joelから英会話を学ぶ方へのメッセージ
日本人の英語話者は、”間違った初心者”として知られています。
日本では、さまざまなメディアで人々は英語に触れています。例えば「OK」「バイバイ」「ケースバイケース」などは、日常生活ににすっかりなじんだフレーズです。
これらの言葉は日本語での会話では問題なく通用しますが、ネイティブスピーカーにとっては奇妙に感じられたり、混乱をきたす原因。こうした「日本語英語」の単語やフレーズを見て行きましょう。
Many Japanese English speakers are known as “false beginners”. In Japan, people are exposed to English everyday in various forms of media. Many English phrases or words such as “O.K.”, “bye bye”, or “case by case” have made their way into everyday speech. While these words make perfect sense in Japanese conversation, to native speakers they might seem strange or cause considerable amounts of confusion. Let’s take a look at a few of these “Japanese English” words and phrases:
通じない日本語英語(27)アヴェック
This word refers to a young couple. There is no single equivalent word in English.
Incorrect usage: I saw an avec holding hands on the train.
Instead:
- There are many young couples at Disneyland on the weekends.
- These days it’s pretty uncommon to see young couples in this small town.
解説
“アヴェック”とは懐かしい言葉ですね。もしかしたら、「そんな言葉聞いたことない」という若い方もいるかもしれません。
Avecとは フランス語でwith を意味して、だれかと一緒にということから、恋人同士を意味すると聞いたことがあります。最近では、coupleを日本語読みしたカップルの方が一般的ですね。
また、同じくフランス語から入った言葉で rendezvous も以前よく使われました。have a date という意味でしたが、今は宇宙船 (spaceship) のrendezvous でおなじみの言葉です。