ネイティブには通じない日本語英語(54)ベビーホテル
日本語にはたくさんの外来語、いわゆるカタカナ英語や和製英語が存在しています。
日常生活の中で頻繁に使用されるので、つい英単語のつもりでネイティブとの会話にも使ってしまいますが、実際にはネイティブにはまったく意味の通じない言葉も数多くあります。
このコーナーでは、トーク・アベニュー英会話講師のJoel Liptonが、日本での生活と4年間の英会話講師経験を通して気付いた「外国人に話しても通じない日本語英語」を紹介します。
英語を学ばれる方々の参考にしていただければ幸いです。
トーク・アベニュー教育研究室
Contributed by Joel Lipton
トーク・アベニュー英会話講師Joelから英会話を学ぶ方へのメッセージ
日本人の英語話者は、”間違った初心者”として知られています。
日本では、さまざまなメディアで人々は英語に触れています。例えば「OK」「バイバイ」「ケースバイケース」などは、日常生活ににすっかりなじんだフレーズです。
これらの言葉は日本語での会話では問題なく通用しますが、ネイティブスピーカーにとっては奇妙に感じられたり、混乱をきたす原因。こうした「日本語英語」の単語やフレーズを見て行きましょう。
Many Japanese English speakers are known as “false beginners”. In Japan, people are exposed to English everyday in various forms of media. Many English phrases or words such as “O.K.”, “bye bye”, or “case by case” have made their way into everyday speech. While these words make perfect sense in Japanese conversation, to native speakers they might seem strange or cause considerable amounts of confusion. Let’s take a look at a few of these “Japanese English” words and phrases:
通じない日本語英語(54)ベビーホテル
This term refers to an unlicensed child care facility, or day care center
- Before I go to work I drop the kids off at day care. My husband picks them up on his way back home.
- In order to raise the birth rate in Japan, we need to increase the number of day care facilities.
解説
保育所不足が叫ばれて久しいですが、そのために正規の基準を満たさないbaby hotelが存在して、事故につながったりするニュースを聞くのはとても悲しいことです。
保育所は、英語ではday care centerと言いますが、日本で「ディケア」というと、高齢者のための通所リハビリテーション・センターを指し「ディサービス」は通所介護施設を指します。英語でもday careが高齢者のための施設として使われる場合もありますが、日本ではまず高齢者のための施設ととらえられますから、使用には前後関係など、十分な注意が必要です。
Nurseryなら a place where small children are cared for while their parents are at workで、子どものための施設の意味がはっきりしています。