ネイティブには通じない日本語英語(37)デパート
日本語にはたくさんの外来語、いわゆるカタカナ英語や和製英語が存在しています。
日常生活の中で頻繁に使用されるので、つい英単語のつもりでネイティブとの会話にも使ってしまいますが、実際にはネイティブにはまったく意味の通じない言葉も数多くあります。
このコーナーでは、トーク・アベニュー英会話講師のJoel Liptonが、日本での生活と4年間の英会話講師経験を通して気付いた「外国人に話しても通じない日本語英語」を紹介します。
英語を学ばれる方々の参考にしていただければ幸いです。
トーク・アベニュー教育研究室
Contributed by Joel Lipton
トーク・アベニュー英会話講師Joelから英会話を学ぶ方へのメッセージ
日本人の英語話者は、”間違った初心者”として知られています。
日本では、さまざまなメディアで人々は英語に触れています。例えば「OK」「バイバイ」「ケースバイケース」などは、日常生活ににすっかりなじんだフレーズです。
これらの言葉は日本語での会話では問題なく通用しますが、ネイティブスピーカーにとっては奇妙に感じられたり、混乱をきたす原因。こうした「日本語英語」の単語やフレーズを見て行きましょう。
Many Japanese English speakers are known as “false beginners”. In Japan, people are exposed to English everyday in various forms of media. Many English phrases or words such as “O.K.”, “bye bye”, or “case by case” have made their way into everyday speech. While these words make perfect sense in Japanese conversation, to native speakers they might seem strange or cause considerable amounts of confusion. Let’s take a look at a few of these “Japanese English” words and phrases:
通じない日本語英語(37)デパート
This refers to a department store. In English depart means “to leave”.
- Isetan is one of the most expensive department stores in Japan.
- You should eat something before you depart for California. It’s a long trip.
解説
私たちは外来語を省略するくせがあり、デパートもその典型的な例で英語ではdepartment storeと言わなければ通じません。ただ、外国では日本のようにきらびやかに飾り立てたデパートは余りなく、shopping mallとか専門店で買い物をする方が一般的だと思われます。
最近の傾向として、小売店やmallの売れ行きが鈍ってネット販売が伸びてきているという話をよく聞きます。 以前から店舗を構えている小売店などは brick-and-mortar と呼ばれますが、実店舗とネット上のサービースの融合はclick-and-mortarと呼ばれ、ますますネット販売が盛んになっていますので、遠からず日本もそうなることでしょう。