ネイティブには通じない日本語英語(24)much
日本語にはたくさんの外来語、いわゆるカタカナ英語や和製英語が存在しています。
日常生活の中で頻繁に使用されるので、つい英単語のつもりでネイティブとの会話にも使ってしまいますが、実際にはネイティブにはまったく意味の通じない言葉も数多くあります。
このコーナーでは、トーク・アベニュー英会話講師のJoel Liptonが、日本での生活と4年間の英会話講師経験を通して気付いた「外国人に話しても通じない日本語英語」を紹介します。
英語を学ばれる方々の参考にしていただければ幸いです。
トーク・アベニュー教育研究室
Contributed by Joel Lipton
トーク・アベニュー英会話講師Joelから英会話を学ぶ方へのメッセージ
日本人の英語話者は、”間違った初心者”として知られています。
日本では、さまざまなメディアで人々は英語に触れています。例えば「OK」「バイバイ」「ケースバイケース」などは、日常生活ににすっかりなじんだフレーズです。
これらの言葉は日本語での会話では問題なく通用しますが、ネイティブスピーカーにとっては奇妙に感じられたり、混乱をきたす原因。こうした「日本語英語」の単語やフレーズを見て行きましょう。
Many Japanese English speakers are known as “false beginners”. In Japan, people are exposed to English everyday in various forms of media. Many English phrases or words such as “O.K.”, “bye bye”, or “case by case” have made their way into everyday speech. While these words make perfect sense in Japanese conversation, to native speakers they might seem strange or cause considerable amounts of confusion. Let’s take a look at a few of these “Japanese English” words and phrases:
通じない日本語英語(24)much
I find this word is often used too frequently which produces unnatural sentences. Much is most often used in negative sentences.
Ex .I want to have much money in the future.
Instead: I want to have a lot of money in the future.
解説
Muchは 「数」のmanyに対応して「量・程度」をあらわす不加算名詞に使いますが、普通、上の例に示されているように、主に否定文で使われます。肯定文ではmuch ではなくplenty of, a lot of , a good deal ofなどが使われるようです。
適切な使い方としては
I usually don’t have much free time on the weekends.
There is nothing much I can say about the matter.
などがあります。また、肯定文で muchを用いると意味を強めます。
I was shown much kindness in the U.S.A.
Much caution does no harm. (用心に越したことはない)