ネイティブには通じない日本語英語(38)マザコン
日本語にはたくさんの外来語、いわゆるカタカナ英語や和製英語が存在しています。
日常生活の中で頻繁に使用されるので、つい英単語のつもりでネイティブとの会話にも使ってしまいますが、実際にはネイティブにはまったく意味の通じない言葉も数多くあります。
このコーナーでは、トーク・アベニュー英会話講師のJoel Liptonが、日本での生活と4年間の英会話講師経験を通して気付いた「外国人に話しても通じない日本語英語」を紹介します。
英語を学ばれる方々の参考にしていただければ幸いです。
トーク・アベニュー教育研究室
Contributed by Joel Lipton
トーク・アベニュー英会話講師Joelから英会話を学ぶ方へのメッセージ
日本人の英語話者は、”間違った初心者”として知られています。
日本では、さまざまなメディアで人々は英語に触れています。例えば「OK」「バイバイ」「ケースバイケース」などは、日常生活ににすっかりなじんだフレーズです。
これらの言葉は日本語での会話では問題なく通用しますが、ネイティブスピーカーにとっては奇妙に感じられたり、混乱をきたす原因。こうした「日本語英語」の単語やフレーズを見て行きましょう。
Many Japanese English speakers are known as “false beginners”. In Japan, people are exposed to English everyday in various forms of media. Many English phrases or words such as “O.K.”, “bye bye”, or “case by case” have made their way into everyday speech. While these words make perfect sense in Japanese conversation, to native speakers they might seem strange or cause considerable amounts of confusion. Let’s take a look at a few of these “Japanese English” words and phrases:
通じない日本語英語(38)マザコン
This refers to a Momma’s boy or Grandma’s boy. This refers to a sheltered male child who is frequently coddled by his mother.
- Steve is still such a Momma’s boy. He calls his mother almost every night and visits at least once a week.
2. Football is a tough sport! It’s not a sport for Momma’s boys!
解説
マザコンの男性は、洋の東西を問わず困ったものです。英米でも子どもを甘やかす親は多いようで、helicopter parent なる言葉もあります。常に子どもの上をホバリングしながら監視しているというおもしろい表現ですね。また、soccer mom という言葉もあって、郊外の一戸建てに住み、子どものスポーツや習い事の送り迎えに明け暮れる中流階級の典型的な母親を意味します。
マザコンとはちょっと違いますが、sissy という言葉もあって、解説にはa boy that other boys dislike because he prefers doing things that girls enjoy と書かれています。