ネイティブには通じない日本語英語(3)テイクアウト
日本語にはたくさんの外来語、いわゆるカタカナ英語や和製英語が存在しています。
日常生活の中で頻繁に使用されるので、つい英単語のつもりでネイティブとの会話にも使ってしまいますが、実際にはネイティブにはまったく意味の通じない言葉も数多くあります。
このコーナーでは、トーク・アベニュー英会話講師のJoel Liptonが、日本での生活と4年間の英会話講師経験を通して気付いた「外国人に話しても通じない日本語英語」を紹介します。
英語を学ばれる方々の参考にしていただければ幸いです。
トーク・アベニュー教育研究室
Contributed by Joel Lipton
Joelから英会話を学ぶ方へのメッセージ
日本人の英語話者は、”間違った初心者”として知られています。
日本では、さまざまなメディアで人々は英語に触れています。例えば「OK」「バイバイ」「ケースバイケース」などは、日常生活ににすっかりなじんだフレーズです。
これらの言葉は日本語での会話では問題なく通用しますが、ネイティブスピーカーにとっては奇妙に感じられたり、混乱をきたす原因。こうした「日本語英語」の単語やフレーズを見て行きましょう。
Many Japanese English speakers are known as “false beginners”. In Japan, people are exposed to English everyday in various forms of media. Many English phrases or words such as “O.K.”, “bye bye”, or “case by case” have made their way into everyday speech. While these words make perfect sense in Japanese conversation, to native speakers they might seem strange or cause considerable amounts of confusion. Let’s take a look at a few of these “Japanese English” words and phrases:
通じない日本語英語(3)テイクアウト
-“take out’ can be used naturally in American English as well as British English, but it’s usage in Japanese English is somewhat unnatural. British people commonly refer to take out as “take away”.
-Incorrect usage:
I’ll have a burger and fries, take out.
-Instead:
I’ll have a burger and fries, to go.
Correct usage:
I don’t feel like cooking tonight, so I’ll order take out instead.
解説
海外のレストランで食事を注文するのは大変ですね。面倒なチップの問題もありますから、つい手軽な take out ?のお店に走りがちです。でも、そこでも問題が・・・・・・
“Take out”という言葉はアメリカでもイギリスでも使われますが、日本人が使っている「テイクアウト」はネイティブのひとにとってはおかしく聞こえます。でも、和英辞典には「お持ち帰り」=take outと、ばっちり表記されているので困りますね。英語上級者を目指す皆さんはぜひ to go を覚えましょう。
たとえば、アメリカでハンバーガーを注文して「テイクアウトで」と言っても通じません。
間違った使い方:
I’ll have a burger and fries, take out.
正しい使い方:
I’ll have a burger and fries, to go.
take-out は単語として、この様にも使います。
I don’t feel like cooking tonight, so I’ll order take-out instead.
(今日は料理をする気がしないから、代わりにお持ち帰り用の料理にするよ)
レストランでお料理を食べ切れなかったときは doggie bag, please (ワンちゃんを飼っていなくても)と言えば、持ち帰り用にパックしてくれます。日本では食べ切れなかったものを持ち帰るのは抵抗がありますが、アメリカではごく普通のことです。