ネイティブには通じない日本語英語(14)トイレ
日本語にはたくさんの外来語、いわゆるカタカナ英語や和製英語が存在しています。
日常生活の中で頻繁に使用されるので、つい英単語のつもりでネイティブとの会話にも使ってしまいますが、実際にはネイティブにはまったく意味の通じない言葉も数多くあります。
このコーナーでは、トーク・アベニュー英会話講師のJoel Liptonが、日本での生活と4年間の英会話講師経験を通して気付いた「外国人に話しても通じない日本語英語」を紹介します。
英語を学ばれる方々の参考にしていただければ幸いです。
トーク・アベニュー教育研究室
Contributed by Joel Lipton
Joelから英会話を学ぶ方へのメッセージ
日本人の英語話者は、”間違った初心者”として知られています。
日本では、さまざまなメディアで人々は英語に触れています。例えば「OK」「バイバイ」「ケースバイケース」などは、日常生活ににすっかりなじんだフレーズです。
これらの言葉は日本語での会話では問題なく通用しますが、ネイティブスピーカーにとっては奇妙に感じられたり、混乱をきたす原因。こうした「日本語英語」の単語やフレーズを見て行きましょう。
Many Japanese English speakers are known as “false beginners”. In Japan, people are exposed to English everyday in various forms of media. Many English phrases or words such as “O.K.”, “bye bye”, or “case by case” have made their way into everyday speech. While these words make perfect sense in Japanese conversation, to native speakers they might seem strange or cause considerable amounts of confusion. Let’s take a look at a few of these “Japanese English” words and phrases:
通じない日本語英語(14)トイレ
toire/toide/toliet
This word refers to the room which houses the toliet, toliet paper, and usually a small sink for sanitary purposes. A public toliet is called a restroom in American English, and a private toliet is usually called the bathroom. Even if the room contains no bathtub or shower it is still called the bathroom. In the UK it is referred to as “the loo” or washroom.
Incorrect usage:
Can I use your toilet?
Instead: Can I use your bathroom?
解説
トイレに関しては、洋の東西を問わずいろいろな呼び方があります。直接口にするのがはばかられる所だからでしょうか、婉曲的な言い方が多いですね。
アメリカではbathroom がよく使われるので覚えておきましょう(公共の場所ではrestroom)。イギリスではtoilet と言ってもそんなに失礼ではないような気がしますが、washroomの方が無難です。
直接口にするのが何となくためらわれる用語では、die というのを避けて pass away を使うなどが代表的な例ですが、このような用法は euphemism と言われます。